不倫をしてみた女…

不倫なんて、絶対しないと思ってた。

 

なんで自分が1番になれない恋愛に、そうもムキになれるのかと

不倫する人を見下していた。

1番のが楽しいのに‼︎

 

が、しかし

そんな自分が見事にハマっていった。。

奥さんがいるのは初めから知っていたけど

笑えるくらい見事に!

 

不倫はしてみた人にしか分からない

理屈なんかじゃ解決できない恋愛だと思う。

 

友達に「やめなよ。」と言われれば

逆に「彼の何を知ってそんな事言うの?」

と、どんどんムキになる。

 

自分の中で彼のいい人像を

勝手に作りあげがちになるから

回りの意見が益々、受け入れ堅くなり

恋愛でも寂しい…

友達も理解してくれない…

世間も認めてくれない…

と、悲劇のヒロインになりがち。

 

今だから、そう言えるけど

その時のわたしはまさに。

世の中でわたしって1人なのね。って

勘違いをしていた。

本当は寂しいの極み!

 

冷静に今、自分を分析すると

わたしが不倫したのは

年齢を重ねて 異性に対する「好き」の範囲が広がってきたからだと思う。

家族、女友達はもちろん。男友達も好き。 幼馴染も、職場の仲間も、ご近所さんも 自分が付き合っている周りの人に嫌いな人なんて居ない。

 

昔は、あまり好きでもない友達と出かけたり 話を合わせたりできたが、今は出来ない。 時間がもったいなく感じるようになったからだ。

 

この人と仲良くしていれば大丈夫だろう

とか

このグループに入ってれば安心だろう

とか

 

メリット重視でなく

自分が好きと思える人たちと付き合えるようになったんだと思う。

 

長い人生。

と思って生きてきた若い頃とは違って、そろそろ後先、短い人生とすら考えるようになってきたある日

「好き」と「愛」の距離が縮まり ある勘違いをする。

 

わたしは、

自分で人生を選択する事ができていて

ちゃんと年を重ねて自立ができている女なんだ!と。

 

わたし、この人が好き。 から始まり

だんだんと甘い言葉に騙されて愛に変わっていく。

1番になれなくても、楽しければよいのだ!

後悔なんてしたくない!

人生は1度きりだから、後悔しないように生きなきゃ‼︎ なーんて。。。

 

それはその通りなんだけど

年齢を重ねた大人にとっては

綺麗事なのだ。

ワガママなのだ。

逆にそんなの若い頃に

違う事でやりゃーよかったのだ。

周りがある程度、確立された大人の中では それが全ては通用しない、 責任だってある。

 

そこで気づいた。

わたしはほんとは自立なんてできていないのだ。

1番じゃなきゃ、ダメだったのだ。

 

まず、不倫する時点で

1人でなんて生きれてないのだ。

回りのみんながいて

不倫相手の彼以外のまわりに

感謝すら忘れてゆく。。。

 

とりあえず、不倫してみて分かった事。

もう絶対にしたくない。という事。

 

自分を見失うのが

人生で1番、怖いことなのだ。…と。